両手に花、名古屋港のあの黒い奴をついに...。 2010/07/26


梅雨が明けてからの名古屋港のシーバスはただいま絶好調。
60アップも何本か出ておりますので、大型を狙うなら今しかないと、
本日(7/26)は早朝1時半出船で明康丸さんにお願いしました。

今日は同船者はなく、キャプテンの小川さんと二人連れですので、小物は無視。
最初から大物狙いでポイントへ直行です。

狙うポイントに到着して状況を見ておりますと、あちらでバシャ、こちらでバシャッ、
しめしめグッドサイズのシーバスがお食事の真っ最中、ラッキーですね。

さっそくスコットのS4S 908/4にハッチの7+をセット、
このポイントは深いので、エアフロの40+ソルトDI7で沈めることにして、
いつものように#2イワシゾンカーのイエローヘッドで投げちゃ引きを繰り返しておりますと、
こんなのがドスンとヒット、
1本ヒットしただけで充分な相手でした。



ところで本日は、明るくなってきたらあの黒い奴を狙うことになっております。

まだ名古屋港では、フライで黒い奴を釣るテクニックが確立されておりませんので、
できればその糸口でも掴みたいところ。

基本的なシステムは餌釣りとほとんど同じで、黒いフライをリーダーの先端につけて、
相手のいそうなポイントにフライを送り込んでやります。

ラインはフローティングを使いますので、
今回はスコットX2S909/4+ロスのモメンタム5にエアフロのシーバスラインWF9をセット、
50cmアップがきても耐えれるようなシステムです。

リーダーはナイロンの9ft0Xに、1cmぐらいの長さにカットしたフライラインを15個ほどリーダーの中に通してあり、
それがアタリを見極める目印となります。

アタリはリーダーにつけた目印がフッと止まったり、あるいは急に加速した時がそのタイミングで、
目印に何かしらの変化が出たときにあわせます。
小川キャプテンは餌釣りの経験も豊富で、いろんなポイントを御存知ですので、
フライでも攻めることのできそうなポイントを順番にやっていきますと、
陽がすっかり上がった8時ちょっと前、
ついにあの黒い奴がヒット!



とりあえず一歩前進です。

口元に見えるフライが#6カラス、
カラスガイのイミテーションです。



ちょっと見え難いのでもう少し近寄ってみましょう。



いつかブログでご紹介したパターンをそのまま使いましたが、フェルトを切って中にウェイトが仕込んであります。
フックはTMCの2499SPBL#6、鋭さと強度を兼ね備えたフックを使いました。
潮の強さによってウェイトの量を調整してあり、フックサイズを変えて何パターンか用意するとよろしいでしょう。

同じようなパターンでキャプテンにもヒットがありましたので、狙う方向はあっていそうですね。

あとはこのシステム全体をどうやって皆様に楽しんでいただくか?
もう少しデータの集積が必要ですが、とりあえず滑り出しは上々でした。

クロダイは引きが強くて面白いので、ぜひ多くの皆様に狙っていただきたいものです。