ツイてるツイてる。2011/07/25


オイラは実はとてもツイております。
長い人生をツキのみで渡ってきたのじゃないかと思うほどですが、
たいした努力もせずに人生を大過なく過ごすことができてしまったのは、これすべて持って生まれたツキのおかげです。
ですので、ご先祖様、ありがとうございますと、しょっちゅう口に出して感謝しております。

ちなみにオイラがどれほどツイているかと言えば、
たとえば、世界中にはいろんな国がありますが、その中で日本に生まれたということは、とてもツイているといえましょう。
オイラは性格がひねくれておりますので、もし生まれたのが日本じゃなく、体制の違う国に生まれておりますと、
きっとすぐに体制批判を始めますので、命が極めて危ないということになり、とっくの昔に粛清されていたかもしれません。
それが未だに生きながらえているということは、日本に生まれて、とってもツイているということになります。

またオイラは、フライフィッシングのおかげで15年以上も生活ができております。
皆様もご存知のとおり、フライのショップは平均寿命が極めて短く、
たいていは、できてはつぶれ、できてはつぶれの繰り返しで、多くのショップが開業後2〜3年しか持ちません。
それが自分でも思いもよらずにこんなに長い間にわたって営業できているのは、
これもひとえに優秀なお客様に恵まれたおかげ。
それほど営業努力したわけではないのに、立派なお客様達が来てくださっておりますので、
おかげさまで生活が成り立っております。
お客様の皆様、本当にありがとうございます、皆様のおかげでオイラはとてもツイておりますと、
毎晩の営業が終わってから、晩ご飯の前にこっそりつぶやいております。

ところで、これは本当はナイショなのですが、オイラは釣りはヘタクソなのです。
それでも渓に行きますとまぁまぁ釣れますのは、
普通の方よりは釣り歴が長いため、何処に行けばたくさん釣れるか、
何処に行けば尺イワナが釣れるか、いろんなネタを知っているからであります。
そういう釣り場をたくさん知っておられる方なら、
きっと殆どの皆さんはオイラよりもたくさん、またオイラよりも大物が釣れるでしょう。
けれども、そんなにたくさんの釣り場を知っておられる方はめったにおられませんので、
やっぱりオイラはとってもツイているのであります。

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さて、今日(7/25)はヤボ用があって、イブニングの時間帯にはセントレアに行かなければなりません。
飛行機はよく遅れたり、あるいは早く到着したりしますので、残念なことに夕方の4〜5時間が使えません。
そこで今朝はちょっとだけ早起きして、朝の2時過ぎに高速道路に乗りました。
向かったのはいつもの庄川の支流、最近になって庄川名人達から、ちょいとイイ話しを聞かされたからであります。
けれども、庄川の支流はずっとイブニング狙いで通っておりますので、朝イチで釣れるかどうかはデータ不足。
まぁ、駄目もとのつもりだったのですが....。

2時起きはさすがに眠く、東海北陸道をゆっくりと走っておりますと、
美並から八幡にかけて突然の大雨、途端に眼が覚めました。
こんなに降ってしまたら、今朝は駄目かもねと思っておりますと、
何とラッキーなことに、庄川インターに近づくにつれて雨は小止みになり、
インターを降りていつもの渓についた頃には、すっかり雨が上がっております。
おまけに気温は19度しかなく、暑さに悩まされることもありません。

しめしめ、これなら大丈夫。
すぐにタックルをセットして流れのほとりに降り立ったのは、ちょっと空が白くなった4時20分ごろ。
どんなフライを使うか迷っておりますと、
目の前の流れからヒラタが飛び立ちましたので、いつものアタリフライ#13 のキハダをティペットに結びました。

まずは手前の流れにフライを落として、自分の脳に光量が少ない時のフライを見え方をインプットします。
これをしないと、光が少ない時のフライの見え方を認識することができませんので、フライがまったく見えません。
朝一番の作業として、フライの存在を脳に教えてやるのは、とても重要な作業になります。
自分のフライの見え方が認識できたら、いよいよポイントにフライを打っていきます。

でも早い流れにフライを落としてしまいますと、フライの落ちた場所を認識できませんので、
できるだけ緩いところに狙いを定めてフライを落とします。
だいいち、この時間帯にはヒラキとか脇の緩いところに魚が出ていることが多く、
早い流れにフライを落とす必要はありません。

で、そんなポイントにフライを落としておりますと、3投目でバシャッときました。
軽くあわせますと、それほど重量感を感じませんので、
これならすぐに寄ってくるかと思っていたのですが、
途中からどんどん重量感が増して来て、手元にちっとも寄ってこない。
きっと相手も最初は寝ぼけていたのでしょうね。
それが2〜3回のされてからは相手も本気を出して来て、狭い流れの中をガンガン走り回ってくれます。
ずいぶんてこずらせてくれたのですが、5分ぐらいかかってネットにおさまったのはこんな奴。



メスのイワナ、35cmありました。

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いきなり釣れてしまいましたので、もう帰っても構わない。
けれども今日はもう一つ良いネタがありますので、
その渓のちょっと上流部を目指します。
すっかり明るくなった空の下、いつもの流れはこんな感じ。



やがて本命のプールに到着して、
殆どの方が投げないようなポイントにフライを落としてみますと、こんなのがヒット!



これもメスのイワナ、30cmちょうどありました。

最初のイワナがヒットしたのは4時半ごろ、2匹目がヒットしたのは5時50分ごろ。
短い時間の中で2匹も尺イワナを釣ってしまいました。
やっぱりオイラはツイてます。

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7時に川からあがって、意気揚々と帰りの高速を飛ばしておりますと、
途中、郡上から美並近辺で土砂降りになり、前が見えにくくなることもしばしば。
それでも無事に9時頃には自宅につきましたので、
玄関をひょいと見ますと、嫁がホッとした顔でこちらを覗いております。
聞けば今朝はあちこちで大雨洪水警報やら雷注意報が出ていたようで、
オイラは天気の機嫌が良い一瞬を釣っていたらしい。
時間帯や場所がちょっとずれると大雨か雷に打たれていたことになりましたが、
無事にそれも潜り抜けてきましたので、ホントにツイてる一日でした。